La veillée de Noël à Limoge ★リモージュのクリスマスイウ゛★

 クリスマスは、家族と過ごす。カトリックの国々はだいたいこういう習慣だ。
昔、ちょうどクリスマスにロンドンへ降り立ったとき、お店どころか電車も全てとまっていて移動できず、空港内で寝た。パリは、電車は動いているようだが、日本のようににぎやかな日じゃあ、ない。街全体が静かだ。でも、反対に、お正月は、家族より、友達同士やカップルでわいわい過ごすみたい。

クリスマスツリーというわけで、我が家も家族で静かなクリスマスを過ごすべく、リモージュのおばあちゃんのおうちに来た。飾り付けられたクリスマスツリーや火の灯った暖炉が、絵本の中のページのように、幻想的だった。全員大集合なので、板を継ぎ足して、貴族みたいな長ーいテーブルで食事。そして夜の間に、プレゼントをクリスマスツリーの周りに並べるそうだ。あの、日本でよくある、プレゼント用の靴下は見当たらなかった。
(年頃の小さい子供がいないから?)

明日の朝が楽しみだね~。よい子は早く寝るんですよ~。

2004年12月24日の日記より。

7年前のクリスマスの記事の中に、リモージュのおばあちゃんの写真を見つけてキュンとなりました。
おばあちゃんは、2006年の9月に天国へ・・・。おばあちゃんに劣らずキュートなおじいちゃんは今でも健在☆長生きしてね!!

リモージュで過ごすクリスマスが大好きでした。
クリスマスに限らず、リモージュのおばあちゃんのおうちが大好きでした。
アンティークな家具、心地よいテラスでのおいしい食事、おじいちゃんがお料理上手で、タルトなどのデザートも全部お手製♪
食事の時には、紙ナプキンではなくて、布製のナプキンがセットしてあって、食事が終わるとお気に入りのナプキンリングに収納。
目印代わりにそれぞれのリングの絵柄が異なっていて、次の食事のときには自分の使ってたナプキンをまた使うんです。エコ!
(ヨーロッパでは、日本に比べてティッシュペーパーの消費量が極端に少ないと思います!鼻をかむのひとつでも、
チーンとかんだあと、そのティッシュはポッケに入れて、乾いた頃にまた使う、みたいな(>_<)
まあ、それを見越して(?)ポケットティッシュの厚みは日本のそれとは全然ちがうんですけどね。)
Chambre(寝室)には、みんなで使うバスルームとは別に個別のシャワールームがついていて、
ドレッサーには、アンティークな香水瓶やもちろんLimoge焼のピルケースなどがきれいに並んでいて。
うーん、なんだかちょっとしたお姫さま気分中でもいちばん孫娘のトキメキがとまらないのは・・・ガレージ!
昔のブロカント(古道具)や昔の子供服、古き良きmade in Franceの宝庫です。(笑)
すぐ近くには"Bois"(林)と呼ぶ公園があって、大きな池と丘の上の市庁舎が絵画のような景色・・・。

7年前には赤ちゃんだった息子ちゃんも、今は1年生。
物心のついた彼に「どこがいちばん好き?」と聞くと、その答えは「リモージュ!!」
いいセンスだわよ、息子ちゃん!!!
ちなみになぜかと尋ねると、「だって、いちばんきれいし、Aperitifあるし
あーあー、なるほど、アペリティフね(>_<)
アペリティフとは、「食前酒」の意味で知られているかと思いますが、フランスでは食事の前のドリンク&スナックとともに寛ぐおしゃべりタイム全体を指します。我が家は日本式に普段の食事ではアペリティフはしませんが、ちょっとしたホームパーティの時やよそにお呼ばれした時には必ずこれがあります。今の世代は、ポテトチップスやプレッツェル、ナッツなどいわゆるスナックで済ませがちですが、リモージュに行けば、果汁100%のフレッシュジュースのお供に、(もちろん大人は食前酒)お手製のミニソーセージパイやミニキッシュといったフィンガーフードが出てきて、食いしん坊の息子ちゃんは目がハートに。

・・・って、あんまりクリスマスネタじゃなくなっちゃいましたね・・・(汗)
クリスマス用のプチフランス語講座でもひとつ。


  • ・Le Noël クリスマス
    ・La veillée de Noël クリスマスイウ゛
    ・Joyeux Noël ! メリークリスマス!
    ・La carte de Noël クリスマスカード
    ・Le père Noël サンタクロース
    ・Le cadeau プレゼント (ノエルにはいっぱいもらうからおそらく、Les cadeaux !(複数形))
    ・Le sapin de Noël クリスマスツリー
    ・La couronne de Noël クリスマスリース
    ・La bûche de Noël 薪の形のクリスマスケーキ

それではみなさま、Joyeux Noël !