チェーン付アンティークメダイ [L.Penin+Poncet]
チェーン付アンティークメダイ
[L.Penin+Poncet]
重量: 10g
商品詳細
19世紀半ばのフランスの大きなアンティークメダイ(チェーン付)です。
表面には、パレ=ル=モニアルの聖母訪問会修道院礼拝堂で、祭壇上の聖体顕示台に向かって跪くマルグリット=マリの前に出現したキリストを浮き彫りにしています。後方にはミサを執り行う司祭の姿も見えます。
メダイの下部には、1675年の年号とともに、キリストによる言葉がフランス語で記されています。
Je régnerai malgré mes ennemis.「敵どもが居ようとも、わたしは(彼らに勝って)統べ治める。」
これは1675年6月の出現の際にキリストが聖女に伝えた言葉の一部です。
メダイの最下部左の縁に、ふたりの彫刻家「ペナン」と「ポンセ」の名前が刻印されています。
リュドヴィク・ペナン (Ludovic Penin, 1830 - 1868) とジャン・パティスト・ポンセ (Jean-Baptiste Poncet, 1827 - 1901) はいずれもリヨンのメダイユ彫刻家で、多くの共作を発表しています。
メダイ裏面はルルドにおける聖母出現の場面です。
フレーム下部には次のフランス語が書かれています。
Je suis l'Immaculee Conception.「わたしは無原罪の御宿りです。」
1853年 3月25日、16回目の出現の際、少女ベルナデットが4回繰り返して聖母に名前を問うと、聖母は目を天に向け、両手を胸の前で組んで答えた台詞です。
マルグリット=マリ・アラコック (Ste. Marguerite-Marie Alacoque, 1647 - 1690) はほとんど日常的といえるほどに神との交感を経験し、修道院長や司祭に命じられて書き残した記録では、それら数多くの体験を「神が私に現れ給うた」と表現するのが常でしたが、なかでも1673年12月から1675年6月までの一年半の間に、三度の「大きなアパリシオン(出現)」を体験しました。
これら三度の「大きなアパリシオン」において、聖心あるいはキリストは、聖心への信心をフランスに広めるよう、マルグリット=マリに命じています。
三度の大きなアパリシオンのうち、「キリスト」が出現した、とマルグリット=マリ自身が書き遺しているのは、1674年に起こった二度めのアパリシオンのみですが、本品表(おもて)面最下部には「1675年」の年号があり、本品の浮き彫りが三度めのアパリシオン、すなわち1675年6月に聖女が脱魂状態に陥った際の状況を描写していることがわかります。
本品の彫刻では1674年に起こった二度めのアパリシオンに倣い、出現した神はキリストの姿で表されています。
強烈な光輝に包まれたキリストの姿も、二度めのアパリシオンに関する聖女の記述に拠っています。キリストは聖女を真っ直ぐに見つめて胸元を開き、全方向に愛の炎を噴き上げる聖心を示しています。修道衣の聖女はキリストの愛に応えて両腕を広げ、全身全霊を救い主に捧げています。
表面には、パレ=ル=モニアルの聖母訪問会修道院礼拝堂で、祭壇上の聖体顕示台に向かって跪くマルグリット=マリの前に出現したキリストを浮き彫りにしています。後方にはミサを執り行う司祭の姿も見えます。
メダイの下部には、1675年の年号とともに、キリストによる言葉がフランス語で記されています。
Je régnerai malgré mes ennemis.「敵どもが居ようとも、わたしは(彼らに勝って)統べ治める。」
これは1675年6月の出現の際にキリストが聖女に伝えた言葉の一部です。
メダイの最下部左の縁に、ふたりの彫刻家「ペナン」と「ポンセ」の名前が刻印されています。
リュドヴィク・ペナン (Ludovic Penin, 1830 - 1868) とジャン・パティスト・ポンセ (Jean-Baptiste Poncet, 1827 - 1901) はいずれもリヨンのメダイユ彫刻家で、多くの共作を発表しています。
メダイ裏面はルルドにおける聖母出現の場面です。
フレーム下部には次のフランス語が書かれています。
Je suis l'Immaculee Conception.「わたしは無原罪の御宿りです。」
1853年 3月25日、16回目の出現の際、少女ベルナデットが4回繰り返して聖母に名前を問うと、聖母は目を天に向け、両手を胸の前で組んで答えた台詞です。
マルグリット=マリ・アラコック (Ste. Marguerite-Marie Alacoque, 1647 - 1690) はほとんど日常的といえるほどに神との交感を経験し、修道院長や司祭に命じられて書き残した記録では、それら数多くの体験を「神が私に現れ給うた」と表現するのが常でしたが、なかでも1673年12月から1675年6月までの一年半の間に、三度の「大きなアパリシオン(出現)」を体験しました。
これら三度の「大きなアパリシオン」において、聖心あるいはキリストは、聖心への信心をフランスに広めるよう、マルグリット=マリに命じています。
三度の大きなアパリシオンのうち、「キリスト」が出現した、とマルグリット=マリ自身が書き遺しているのは、1674年に起こった二度めのアパリシオンのみですが、本品表(おもて)面最下部には「1675年」の年号があり、本品の浮き彫りが三度めのアパリシオン、すなわち1675年6月に聖女が脱魂状態に陥った際の状況を描写していることがわかります。
本品の彫刻では1674年に起こった二度めのアパリシオンに倣い、出現した神はキリストの姿で表されています。
強烈な光輝に包まれたキリストの姿も、二度めのアパリシオンに関する聖女の記述に拠っています。キリストは聖女を真っ直ぐに見つめて胸元を開き、全方向に愛の炎を噴き上げる聖心を示しています。修道衣の聖女はキリストの愛に応えて両腕を広げ、全身全霊を救い主に捧げています。
商品詳細
made in | France*フランス |
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年代 | 1850-1860年代 |
size | 約35x22mm (環部含まず) チェーンの長さ:60cm |
コンディション | もともと真鍮に銀メッキを施していたようで、裏面はメッキがはがれて変色したように見えるのと、切り傷が見られます。 |